ハウス食品の次なる成長に向けて、
新たな価値創造に挑む。

Profile
2011年入社。名古屋支店に配属となり、家庭用製品の営業に従事。2015年に新規事業開発部シニアミールソリューション事業開発課へ異動。在宅高齢者向け事業の開発を担当、現在に至る。

新たな価値を提供する事業創出に挑む。

在宅高齢者向けの2つの事業案件を担当しています。今後の市場環境・生活行動の変化を読み、将来の食市場になくてはならない事業を創出することが目的です。社会にある課題、市場の定量的な情報に加え、実際に高齢者に会って感じたインサイトを勘案しながら、どういう事業が考えられるのか、プランを練り、まずは小規模なテストを行います。結果から見えてきた課題に取り組み、PDCAを繰り返しながら、ゼロから事業を構築します。“食“という領域で社会に新たな価値を提供する事業だけに、未来の食事業の一翼を担えるというやりがいを感じると同時に、明確な答えがない中で活動する難しさと向き合いながら、日々試行錯誤しています。

エンドユーザーを見ることの大切さを学んだ。

営業から異動となったある日、部長から「営業時代、エンドユーザーがどんな気持ちでハウスの製品を購入し、どのような生活シーンで利用しているか、思い浮かべたことはあるか?」と尋ねられました。あります、と即答することができず、自分がエンドユーザーの顔を見ずに商売をしていたことに気づかされました。商売上意識していたのは、得意先のバイヤーや競合他社であった事が多く、エンドユーザーであるお客様を常に念頭に置く事ができていませんでした。「ターゲットとしている顧客層の“本能と行動原理”を理解して、そこに則した製品・サービスを提供しなければ、お客様は見向きもしてくれない」という部長のアドバイスに、“ものごとの本質”を見る姿勢こそが、事業創出をする上で最も大切だという思いを強くしました。

強い思いを胸に、失敗を恐れずチャレンジする。

昨年から取り組んでいる案件が暗礁に乗り上げ、自分一人でどうにもならなくなっていた時、企業家向けの外部セミナーがあることを知りました。4ヶ月という長い期間の長いプログラムでしたが、ぜひ行きたいと進言し参加させてもらいました。独立起業家や企業の新規事業開発担当者が、それぞれ温めているプランを持ち寄り、メンターからアドバイスを受けながら、実際の事業化に向けた取り組みを行うプログラムです。厳しい意見ももらいますが、期限内に開発したβ版に対しテストユーザーから評価を頂いた時は、今まで頑張ってきてよかったと思いました。最終日、投資家の前で行うプレゼンで最優秀賞を受賞、総合トップで卒業できたことは自信につながりました。外部との他流試合を通じて、ものの考え方、仕事への向き合い方が大きく変わり、良い刺激になりました。これからプランの実現化に向けて、社内の検討会に臨みます。良いものを生み出し、社会にインパクトを与えるという強い思いを胸に、これからも失敗を恐れず、チャレンジしていきたいと思います。